どうも、みかむーのMoonの方です。
皆さん、ダイスゲームはお好きですか?
人によっては『"運"に偏りすぎているゲームはちょっと……』と言う人もいるかもしれません。
今回は、"運"なのに楽しいダイスゲームをご紹介したいと思います。
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~ダイ公望~
<ゲーム情報>
タイトル:ダイ公望
製作:マーチヘアゲームス
人数:2~5人
時間:15~20分
年齢:8歳~
<ストーリー概要>
あなたはさすらいの釣り師。
数々の大会で釣り王の名を欲しいままにしてきましたが、今度の大会は様子が違います。強力なライバルの気配がするのです。
他の釣り師を押さえて、真の爆釣王になるのはいったい誰でしょうか。
<ゲーム概要>
ダイスを振って魚を釣る、というなんとも変わったコンセプトのダイスゲームです。
魚が描かれたカードの山札から1枚めくり、ダイスを振ってカードに書いてある数字以上になれば見事フィッシュオン!
――しかし、全員がダイスを振れるわけではありません。
手持ちのダイスから『何個ふるか』決めて手の中に握りこみ、一斉にオープンした時に一番ダイスの数が少なかったプレイヤーからチャレンジすることができるのです。
最終的に一番多くの魚を釣り上げたプレイヤーの勝利です!
<パッケージ&コンポーネント>
ぶっちゃけて言いましょうか?
パッケージだけ見ると
全然おもしろそうじゃないでしょう?(爆)
でもでも、メッチャ面白いんですよ。まぁ内容は後程書くとして……。
コンポーネントは"ダイス"がたくさんと"魚カード"、あとは手元のダイスを隠すための"仕切り"が入っています。
ダイスの色も綺麗でいい感じです。
カードの裏面に描かれたウサギは、このゲームを作成した"マーチヘアゲームス"さんのキャラクターのようです。可愛らしいですね!
私は卯年(うさぎ年)なので
親近感が湧いてきますね(迷惑)
<ゲーム内容>
このゲーム概要でほとんどの説明が完了しているんじゃないかってぐらい簡単です。
が、それじゃあダメでしょってことで、もうちょい詳しく説明します。
~準備~
まず、釣り上げる魚のカードを裏向きのままよく混ぜ、山札にします。
次に、各プレイヤーは色を一つ決めて、その色のダイス全てを受け取ります。
一緒に仕切りも1枚受け取ります。
~魚カードの見方~
魚カードには"魚のイラストと名前"、"数字"、"条件"が書かれています。
※条件が書いてないカードもあります。
概要でも書いた通り、ダイスの合計値がカードに書かれた"数字"以上になれば、見事そのカードをゲットすることができます。
その下に条件が書いてある場合は、その条件も満たした上でカードの数字以上にしなくてはいけません。
上記のカードを例に見てみます。
・キンメダイ(左)⇒合計値"8"以上、且つダイスの中に"2"の出目を含む
・クエ(中央) ⇒合計値"11"以上、且つ"4"のゾロ目一組以上を含む
・マンボウ(左) ⇒合計値"17"以上、且つ何かしらのゾロ目一組以上を含む
といった具合です。他にも色んな魚カードがあります。
~ダイスの出し方~
お待たせいたしました。
このゲームの面白いポイントとも言える、"ダイスの出し方"についてご説明いたしましょう。
まず、各プレイヤーは7個のダイスを持っています。
(6面体⇒5個、10面体 ⇒ 1個、20面体 ⇒ 1個)
<釣りの流れ>
釣りまでの手順は以下の通りです。
①山札から魚カードを1枚オープン
②その魚を釣り上げるのに"いくつダイスを使うか"を決めて握りこむ
③全員が使用するダイスを決めたら、一斉に公開する
④ダイスの数が一番少ないプレイヤーから釣りにチャレンジ
成功 ⇒ カード獲得し、山札から次のカードをめくる
失敗 ⇒ 次にダイスの数が少ないプレイヤーがチャレンジ
⑤誰も釣れなければ次のカードをめくり、そのカードを釣ったプレイヤーが前のカードも併せて獲得
⑥15枚のカードがなくなったら(つまり15ラウンドで)ゲーム終了。
最も多くカードを獲得したプレイヤーの勝利。
つまり、その魚を確実に釣り上げるためには多めにダイスを使いたい。
けど多いと他のプレイヤーに先を越されてしまうかもしれない……。
というジレンマがあるのです。
ギリギリのラインを狙ってダイスを握りこむ、まさに手に汗握る面白さなわけです。
<特殊ダイスについて>
10面体と20面体ダイスはただ振るだけではなく、もう一つの使い方があります。
それは、"振り直し"です。
例題を出して説明します。
例えば"9"のカレイを釣るためにこのようにダイスを出した場合、ダイスを振る前に10面体ダイスを振り直しに使うかどうか宣言します。
振り直しで使う場合は、まず10面体ダイスだけ振ります。
ここで"奇数が出れば1回"、"偶数が出れば2回"、振り直しをする権利を得ることが出来ます。
その後、残りのダイスを振って、
こんな結果となったとしましょう。
振りなおす個数に制限はありませんので、とりあえず"4"を残して"3"のダイスを振りなおすことにしました。
その結果、1回の振り直しで"9"を達成したので、見事カレイを釣り上げることができました。
って感じです。簡単ですね!
ただし、この特殊ダイスは使用すると次のラウンドは一回休みとなります。
正確に言うと、握りこんでオープンした時点で(自分の番が来なかったとしても)次ラウンドはその特殊ダイスは使用不可となるのです。
使用するタイミングが重要ですね。
<ダイスの数え方>
先ほど全員で一斉に握りこんだダイスが少ないプレイヤーからスタート言いましたが、特殊ダイスが含まれる場合は少し数え方が変わります。
例えばこの場合、個数はどれも"3つ"で同じです。
しかし、釣りの順番は"特殊ダイスの少ないプレイヤーから"となるのです。
上記の写真の場合、【 緑 ⇒ 青 ⇒ 赤 】の順にチャレンジすることになります。
特殊ダイスの数も同数の場合は同時に振ります。
<感想>
初めてこのゲームを遊んだのは2017年2月に開かれたとあるオープン会でした。
どなたかの持ち込みを遊ばせてもらったんですが、その時に嫁がすっごいハマりまして。
簡単だし面白いし、じゃあ購入しよう!
と、探してみるも、どこにも売っておらず……。
見つからないまま数か月が経ってしまい、すっかりそのゲームの存在を忘れかけていました。そのせいで、
東京ゲームマーケット2017秋にて、拡張つきで再販!
という情報が入ってきたのは、そのゲムマが終わったあと……
やっちまったー!(泣)
途方に暮れながらも、あまりの悔しさにダメ元でツイッターで譲ってくださる方を募集してみました。
すると、なんと!
名乗り出てくださった方が!
以前、別のオープン会でお会いしたことがある方だったので、早々に日程を決めて受け取りました。
本当に感謝感謝です……。
――とまぁ手に入れるまでに長い道のりがあったということもあり、ダイスゲームでは1、2位を争うぐらいにお気に入りのゲームです。
肝心のプレイ内容ですが、確率を考えながらの"駆け引き"が非常に面白いゲームです。
この数字なら、このダイスでいける……はず。
いや、念のため特殊ダイス入れるか?でも先に釣られたら元も子もないし……。
なーんてことを散々考えた挙句、いざダイスを振ってみたら的外れな数字になった!
ってこともよくあります(笑)
"運ゲー"には違いないのですが、それをあまり感じさせないプレイ感でとっても面白いです。
――さて、いかがでしたでしょうか。
このゲームを使って、ボードゲームに興味のない友達に「釣りに行こうぜ!」って誘って、『ボドゲ沼』へご招待しちゃうってのはどうでしょう?
お後がよろしいようで。
おしまい