どうも、みかむーのMoonの方です。
ゲームや漫画の世界に行けるとしたら……
なんていう妄想は、誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
私はよく妄想してます(現実逃避)
ファンタジーの世界はかなり憧れますが、魔法や異能力ものは往々にして怪我するか死ぬかするハメになるのでちょっと…。
などと考えていると、やはり至高はポケモンやDQMのような世界だと思います。主人公が破天荒なだけで、普通に生活する分にはかなり平和な世界だと思うのです。
何より、かわいらしいモンスターがたくさんいますしね!
そんなことはさておき、本日のレビューはこちらです!
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~リトルタウンビルダーズ~
<ゲーム情報>
タイトル:リトルタウンビルダーズ
制作:Studio GG
人数:2~4人
時間:30~60分
年齢:10歳~
<ストーリー概要>
建築士たちは住んでいた町を追われ、安住の地を求めさまよっていました。
奥まった山を抜けるとそこには豊かな大地が広がっていました。そう、求めていた新天地を発見したのです。
彼らはいくつかのチームに分かれ、自分たちの新しい町を築いていくことにしました。
建築士の一つのチームリーダーとなり、どのチームよりも町の発展に貢献しましょう。
<ゲーム概要>
メインボードの上にワーカーを配置し、周囲8マスの効果を得ることが出来る。
そうして資源や食料を集め、建物を建築する。
建築した建物にもそれぞれ特殊効果があるので、周囲に複数の建物がある場所にワーカーを置くと建物の効果を効率よく得ることが出来る。
全てのプレイヤーの手元からワーカーが無くなったらラウンド終了となり、計4回のラウンドを通して最もたくさん勝利点を集めたプレイヤーが勝者となる。
<パッケージ&コンポーネント>
棒人間、フィールド、建築物、すべてがシンプルなイラストでまとめられています。
一周回って個性的とも言えるこのシンプルさは、非常に好感が持てます。
というのも、昨今の同人ゲームはとてもハイクオリティで、イラストに力が入っていることが多いです。しかしながら、こうしたイラストを見るといかにも『ゲーム性で勝負だぜ!!』って感じがするのです。
それと同時に、これからゲームを作ってみようと思っている方々へ『簡単なイラストでもいいじゃん!アイディアがあるなら作ってみようぜ!』というメッセージ性のようなものを感じ、なんとなく同人ゲーム制作に対する敷居を下げてくれているような気がするのです。
いずれも私の勝手な想像ですが、
そのような理由から「よく考えられたゲームだなぁ」という印象を持ちました。
<ゲームの感想>
いつものように嫁と二人で遊びました。
このゲーム、実はルール概要でほとんどのことが説明出来ています。それぐらい手番でやることも目標も明確で、難しいことは全くありません。
『ワーカープレイスメントってものを説明するならこのゲームだね!』っていうぐらいに初心者の方にもオススメです。
もちろん簡単だからと言ってつまらないわけではなく、アグリコラ好きの嫁も「もう一回やろ!」というぐらいには楽しさがギュッと詰め込まれています。
各プレイヤーは順番に自分のワーカー(コマ)を置いていきます。
ボードに描かれた【湖】【山】【木】などが自分の置いたワーカーの周囲8マスに含まれていれば該当する資源を獲得することができます。
また、自分の建築物が増えていき同じように8マスの中に含まれていれば、建物の効果を得ることも出来るのです。(そのような資源や建物が描かれたマスにはワーカーを置くことは出来ません)
湖からは食料となる【魚】を、山や木からは建材となる【石】や【木】がもらえます。
そうして資源を集めたら建築に必要なコストを支払い、建物を建てることが出来ます。
各建物に特殊効果があるのはもちろんのこと、建物は建てるだけで勝利点がもらえますのでより多くの資源を集めてどんどん建物を建てたい所です。
――が、相手プレイヤーも同じことをしてきます。
『あの建物の特殊効果が欲しい』と狙っていた建物が、他プレイヤーに先に取られてしまうなんてことも当然発生します。
ですが、このリトルタウンビルダーズの面白いところは【相手の建築物からも効果を得ることが出来る】という点です。
もちろんタダでというわけではありません。他プレイヤーの建築物を使用する際は【賃料】という形でその建築物を所有しているプレイヤーに1金支払う必要があります。
ですが、それほど高いコストではありませんので、むしろ相手の建物すら利用する前提で作戦を考える必要があるでしょう。
また他にも、準備段階で各プレイヤーごとに配られる【目標タイル】があり、そこに書かれた条件を達成すると勝利点がもらえます。
建物タイルも目標タイルも毎ゲーム違うものになるので、その時々で違う戦略を考えながら何度も遊べる楽しいゲームです。
無駄が削ぎ落とされ洗練されたワーカープレイスメント系のゲームなので、人に寄っては物足りなさを感じることがあるかもしれません。
ですが、それを補って余りある【手軽さ】というポイントこそが、このゲームの良い点だと私は思います。
さて、いかがでしたでしょうか。
私はこのゲームが非常に好きでして、今後我が家でのリプレイ率も高まること間違いなしです。
ボードゲームをしたことのない友人に勧める【ごきポー】や【ハゲタカ】といった簡単カードゲーム系と、ちょっとランクアップして【カタン】や【アグリコラ】といったゲームの、ちょうど中間ぐらいのボリュームだと思っています。
少しずつ少しずつ、友人をボドゲ沼に引きずり込むには最高の作品です。
ぜひ皆さんも周りの友人を巻き込んで遊んでみては?
おしまい。